名作
現在の日本を代表する河瀨直美監督の「朝が来る」。 子供に恵まれなかった清和と佐都子の夫婦は「特別養子縁組」というシステムを知り、そこで生まれたばかりの男の子を養子にする。 6年後、夫婦は朝斗と名付けた息子の成長を見守りながら、幸せな日々を送っ…
チェコ・スロバキア・ウクライナ合作映画で第76回ヴェネツィア国際映画祭におちてユニセフ賞を受賞した作品「異端の鳥」。 上映時間が3時間ということで、なかなかハードルが高い作品ですが、、まぎれもない傑作です。 ホロコーストから逃げてきたユダヤ系の…
クリストファー・ノーランの映画愛が爆発した超大作「インターステラー」。 近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類は滅亡の危機にあった。 トウモロコシ農場を営む元宇宙飛行士のクーパーは、娘のマーフとともに解読したメッセージが指し示す場所…
クリストファー・ノーランという新しい才能が発掘された作品「メメント」。 主人公レナードは記憶が10分間しか保てない前向性健忘の男で、ポラロイドで人物の写真を撮り、大切なメッセージを残すため常にメモをとり、時には身体に刺青を入れメッセージを残し…
9月に新作「テネット」の公開が控えているクリストファーノーラン。 彼がつくった バットマン三部作は「ダークナイト・トリロジー」と称され、特に第二作の「ダークナイト」は映画史においても重要なマスターピースとなっています。 クリストファーノーラン…
マ・ドンソク目的で、それほど期待しなくて見た映画「フェニックス~約束の歌~」。 泣きの名作という評価で「ROCKIN' ON HEAVEN'S DOOR」というタイトルからも、ちょっとベタすぎて、マ・ドンソクが出演していなければ絶対見ていなかったであろう作品ですが…
7月10日から公開の「透明人間」を見る前に見ておきたい最後の映画は若き日のスティーブン・スピルバーグが撮った名作煽り運転ムービー「激突」です。 今回の「透明人間」は主人公の恋人の偏執的ストーキング行為が描かれているようですが、ストーカー的恐怖…
近日公開の話題作「透明人間」を見る前に見ておきたい映画の第三弾。 今回は、H・G・ウェルズの原作を映画化した1933年の作品「透明人間」。 なかなかこの年代の作品を鑑賞する機会はないのですが、あの「キングコング」もこの年に公開されています。トーキ…
最近、テレビ放送をきっかけに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の人気が再燃してる.....そうですね。 私はここ十年くらいニュースやW杯以外は地上波のテレビをほとんど見ない人間なので、正直今頃「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が人気と言われてもピ…
現在公開中の「ランボー・ラスト・ブラッド」。70歳をすぎてもなお躍動するスタローンに元気をもらえる作品ですが、このシリーズがはじまったのは今から38年前。 ディヴィッド・マレル原作の『一人だけの軍隊』をベースに制作されたのがご存知「FIRST BLOOD…
喜劇王チャールズ・チャップリンの生涯を描いた作品「チャーリー」。 ちなみに原題は「Chaplin」。 なぜ日本人にも馴染みのある「チャップリン」のタイトルで公開しなかったのか.....日本の配給会社の戦略がイマイチ腑に落ちません。。 この映画で、チャップ…
鬼才ジョン・カーペンターを代表する作品であり「エイリアン」と並ぶSFホラー映画の金字塔「遊星からの物体X」。 多くのマニアを生み出したカルト映画の走りのような作品で、マニアックな文脈で語られることが多いのですが、同じくジョン・カーペンター監督…
ホラー映画.....というより映画史の中においても名作であるスタンリー・キューブリック監督の作品「シャイニング」。 「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」などの作品のようにシリーズ化しているわけでもなく、 これだけ一般的知名度のあるホラー映画は珍し…
「パラサイト」でオスカーを受賞した現代の巨匠ポン・ジュノ監督が2003年に撮った長編第二作「殺人の追憶」。 ポン・ジュノ監督はどの作品もおもしろいのですが、クセの強い作品も多く、最初に見る映画によっては二度と監督作を見なくなる可能性も秘めている…
映画館が再開されて一週間以上たちました。新作がポツポツ公開されてる中でロングランを続けているのが韓国映画「パラサイト」。ご存知の通り、今年2020年のアカデミー賞でアジア映画としてはじめて作品賞を獲得した作品です。昨年のカンヌ国際映画祭のパル…
現在公開中の「ANNA」。期待せずに見たら面白かったです! 「ANNA」を監督したリュック・ベッソンが日本の映画ファンの中で最初に認知されたといってもいい映画「グランブルー」。 大学生の頃、映画なんてまるで見ない友人が、パッケージが綺麗だったという…
現在公開中の作品「ANNA」。 リュック・ベッソン久しぶりの快作といえる作品です。 私が映画を好きになりはじめた時期に出会った監督で、個人的になかなか思い入れがある映像作家でもある彼が、ある映画的手法を用いて自身の王道アクション映画を新鮮に見せ…
2018年のカンヌ国際映画祭で審査員賞をとったレバノン映画「存在のない子供たち」。昨年、劇場公開時に見た時はホント、、凄ーい作品を見てしまったって感じでしばらく動けませんでした。。本来ならこの作品は劇場で見るべき作品で、DVDだと悲惨な状況が続く…