男くさい映画
このブログでとりあげるには珍しい題材ですが、現在大ヒット公開中の作品「罪の声」。 京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日偶然、父の遺品のカセットテープと手帳を見つける。 カセットテープをきいてみると、何かを指図している自分の声が入っていた。 …
戦場からの大脱出を描くノーラン流戦争映画「ダンケルク」。 第二次世界大戦初期の1940年、ドイツ軍の攻撃にあい撤退を余儀なくされた英仏40万の兵士たちは、フランス北端の海辺の町ダンケルクに追いつめられていた。 遠浅の海岸で大きな船が碇泊できないこ…
9月に3年ぶりの新作「TENET」が公開されるクリストファー・ノーラン。 ノーランの作品といえばやはり「ダークナイト」がイメージされますが、その1本前に撮った作品で、ヒース・レジャーの歴史的怪演を引いてしまえば明らかに「ダークナイト」より映画の出来…
韓国、そしてアジアを代表する俳優・マ・ドンソク。 彼がこれまで出演してきた映画の中で演じてきたキャラクターを、 個人的好みで勝手にランキングしてみました。 2016年の「新感染/ファイナルエクスプレス」でブレイクしてから、 続々とマ・ドンソク主演…
チェ・ミンシクとハ・ジョンウ、韓国を代表する二人の名優が、裏社会で生きる男たちの運命を演じた作品「悪いやつら」。 1982年、釜山の税関の検査課主任のイクヒョンは、夜の巡回中に大量の覚せい剤を発見する。 密輸や賄賂が当たり前の税関内で、これまで…
2004年ソウルで起きた朝鮮族組織の一掃作戦を基にした作品で、マ・ドンソク=人類最強のイメージの植え付けた韓国ノワールの傑作「犯罪都市」。 ソウルのクムチョン警察・強力班の刑事マ・ソクトは、対立する暴力団・毒蛇組とイス組のボスの仲を取り持ちなが…
韓国で大ヒットし、シルヴェスター・スタローン制作でハリウッドリメイクも決定している映画「悪人伝」。 主演はマ・ドンソク.....ということは、また無敵のマ・ドンソクがカッコ良くメチャクチャに暴れまくる映画なんだろうと勝手に思っていましたが、意外…
パク・チャヌク監督が「JSA」の次に撮った作品が「復讐者に憐れみを」。 原作の映画化だった「JSA」と違い、監督自らのオリジナルストーリーである作品です。 聴覚障害者のリュウは腎臓病を患う姉の手術代を見繕うため恋人のユンミと共謀し会社社長の娘を誘…
7月10日から公開の「透明人間」を見る前に見ておきたい最後の映画は若き日のスティーブン・スピルバーグが撮った名作煽り運転ムービー「激突」です。 今回の「透明人間」は主人公の恋人の偏執的ストーキング行為が描かれているようですが、ストーカー的恐怖…
韓国で起こった実在の事件をベースに制作され、韓国映画界の最高峰である「青龍映画賞」で脚本賞を受賞した作品「暗数殺人」。 韓国を代表する名優キム・ユンソクと「アシュラ」他幅広い映画で活躍するチュ・ジフンが火花を散らす犯罪サスペンス映画の秀作で…
現在公開中の「ランボー・ラスト・ブラッド」。70歳をすぎてもなお躍動するスタローンに元気をもらえる作品ですが、このシリーズがはじまったのは今から38年前。 ディヴィッド・マレル原作の『一人だけの軍隊』をベースに制作されたのがご存知「FIRST BLOOD…
70歳を過ぎてもいまだパワー健在のシルヴェスター・スタローン渾身の一作「ランボー ラストブラッド」。 20年ぶりのまさかの続編だった前作「ランボー最後の戦場」から11年ぶりの続編。 前作のラストで家路についたランボー、それから10年あまり平穏な日々が…
「パラサイト」でオスカーを受賞した現代の巨匠ポン・ジュノ監督が2003年に撮った長編第二作「殺人の追憶」。 ポン・ジュノ監督はどの作品もおもしろいのですが、クセの強い作品も多く、最初に見る映画によっては二度と監督作を見なくなる可能性も秘めている…
「運び屋」から1年、衰え知らずの90歳・クリント・イーストウッド監督作品「リチャード・ジュエル」。 イーストウッド監督の作品はハズレと言い切れる作品はないのですが、「グラン・トリノ」以来、グッと来る作品がなかった私にとって、今作は久しぶりの快…
現在公開中の作品「ANNA」。 リュック・ベッソン久しぶりの快作といえる作品です。 私が映画を好きになりはじめた時期に出会った監督で、個人的になかなか思い入れがある映像作家でもある彼が、ある映画的手法を用いて自身の王道アクション映画を新鮮に見せ…
ブラッド・ピットが初のSF宇宙作品に挑んだ「アド・アストラ」。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で念願のオスカーを手にしたブラピが、SF映画に主演?...ということで、期待半分不安半分で見た作品でしたが、私の好きなトーンのSF作品で非…