狂った朝日 と 汚れた血/映画部

映画や海外ドラマに関するレビュー及び思い入れのある作品について語ったり、それに付随した思い出・ライフスタイル情報を提供いたします。

シャリーズ・セロンの魅力満載のラブコメ/ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋

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ブコメというジャンル.....あまり得意じゃないです。。

見ていて恥ずかしくなってきますし、80年代のアメリカ製が元になってるからかバブリーな発想が根底にあるし、そして何よりコメディなのにあまり笑えないとことか。。

女性が主人公だと、どうしてもシンデレラストーリーになるところなど、、結局ワンパターンで、映画にしなくてもいいんじゃないかって思う作品がほとんどな気がします、あまり見てませんが。。

そんな概念を覆してくれる最高の映画に出会いました.....「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」

主演は“我らが姉さん”シャーリーズ・セロンと「スティーブ・ジョブズ」等に出演のコメディアンのセス・ローゲン

シャーリーズ・セロン扮する国務長官のシャーロットがセス・ローゲン扮するジャーナリストのフレッドにスピーチ原稿を依頼したことをきっかけに、彼らの関係が徐々に深まっていく様を描いた作品です。

この作品、女性目線で見ると素敵感はゼロです.....多分。

アメリカのコメディ作品なので、5分に一度下ネタが出てくるのは当たり前、ドラッグも普通に登場し、しかも国務長官を描いた作品であるため、シニカルで的をついた政治表現など、100%中年男性に向けた作品となっています。

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これほど絶対にあり得ない話を、テンポ良く、映画を通してシニカルに描き、かつみんなが応援したくなるような作品に仕上げているラブコメなんて、奇跡としか言いようがないですね。

アメリカのコメディ映画を見慣れている人はもちろん、シャーリーズ・セロンのファンの人にも支持されるような「鉄板」のつくりになっています。

ある意味、シャリーズ・セロンという今ハリウッドで間違いなくトップに位置する女優のアイドル(?)ムービー的な側面もあるような気がしますね。

オスカーを受賞した「モンスター」など演技はいうまでもないのですが、マッドマックス 怒りのデス・ロードアトミック・ブロンドなど近年ではアクションスターとしての地位も確立し、男性女性問わず幅広く支持されているシャリーズ・セロン。

そんな彼女の知的でセクシーで別次元の存在に思える美貌と、お茶目で可愛いコミカルな部分も満載でファンはもちろん、オジサン必見の映画となっています。

美魔女なんて陳腐な表現使ったらファンに怒られそうなくらい素敵な女優ですよね.....あ、私も大好きです。。

現実の彼女は想像を絶するヘヴィな少女時代を過ごしているせいか、肝が座っているのが表情にあらわれていますし、そんな彼女をゲットするのがセス・ローゲンっていう設定だけでカタルシスを感じます!

完全に自分の存在を俯瞰で見られるクレバーな女優の一人ですね。

セス・ローゲンの出演作はそれほど見てませんでしたが、この映画を見てちょっと気になる存在になりました。

声の出演ですが宇宙人ポールB級映画の大傑作ですしね。。

毒がありすぎる「美女と野獣」といった作品ですが、ラブコメとしてもよく出来ていますし、下ネタが大丈夫な方であれば、100%おすすめできる大人の作品です。

人生経験豊富だとより堪能できる作品ですし、日本でリメイクしたら確実に阿部サダヲさんあたりの影がちらつく.....映画でした。

 

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