2017年の「ワンダーウーマン」の続編、「ワンダーウーマン1984」。 1984年、最愛のスティーブと死別し孤独に向き合いながら生きるワンダーウーマンこと、ダイアナ。 ある日、そんな彼女の前に、死んだはずのスティーブが現われる。 理由もわからぬまま再開を…
現在の日本を代表する河瀨直美監督の「朝が来る」。 子供に恵まれなかった清和と佐都子の夫婦は「特別養子縁組」というシステムを知り、そこで生まれたばかりの男の子を養子にする。 6年後、夫婦は朝斗と名付けた息子の成長を見守りながら、幸せな日々を送っ…
手塚治虫原作の漫画を息子の手塚眞監督が手がけた作品「ばるぼら」。今回はネタバレでのご紹介です。 異常性欲に悩まされる人気小説家の美倉洋介は、都会の片隅でホームレスのような少女ばるぼらに出会い、家に連れて帰る。それ以来、白昼夢のような奇妙な幻…
このブログでとりあげるには珍しい題材ですが、現在大ヒット公開中の作品「罪の声」。 京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日偶然、父の遺品のカセットテープと手帳を見つける。 カセットテープをきいてみると、何かを指図している自分の声が入っていた。 …
チェコ・スロバキア・ウクライナ合作映画で第76回ヴェネツィア国際映画祭におちてユニセフ賞を受賞した作品「異端の鳥」。 上映時間が3時間ということで、なかなかハードルが高い作品ですが、、まぎれもない傑作です。 ホロコーストから逃げてきたユダヤ系の…
人間狩りを題材にしたサバイバル・アクション映画「ザ・ハント」。 森の中で12人の男女が目を覚ます。 猿ぐつわをされた状態で、しかもここがどこなのかは誰も知らない。 目の前におかれた巨大な木箱を見つけ、中をあけると1匹のブタとたくさんの武器が入っ…
10月30日よりディズニー+で配信開始となるスターウォーズのスピンオフ作品「マンダロリアン」シーズン2。 大作系の映画が全部延期になっている現状、ドラマやネットフリックス作品に期待する日々がつづきそうですが、そんな空虚な映画ファン、そしてスター…
待ちに待ったクリストファー・ノーラン監督最新作「TENET(テネット)」。 ウクライナオペラハウスでテロ事件が勃発。 現場に突入した特殊部隊員の男は、捕らえられて毒を飲まされるが、毒はいつの間にか鎮静剤にすり替えられていた。 その後未来から「時間の…
偉大なる映像作家・大林宣彦監督最後の作品「海辺の映画館―キネマの玉手箱」。 尾道の海辺にある映画館「瀬戸内キネマ」閉館の日、最後の上映は日本の戦争映画大特集であった。 その映画を見ていた3人の若者が、突如として劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ「…
戦場からの大脱出を描くノーラン流戦争映画「ダンケルク」。 第二次世界大戦初期の1940年、ドイツ軍の攻撃にあい撤退を余儀なくされた英仏40万の兵士たちは、フランス北端の海辺の町ダンケルクに追いつめられていた。 遠浅の海岸で大きな船が碇泊できないこ…
クリストファー・ノーランの映画愛が爆発した超大作「インターステラー」。 近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類は滅亡の危機にあった。 トウモロコシ農場を営む元宇宙飛行士のクーパーは、娘のマーフとともに解読したメッセージが指し示す場所…
映画史に残る傑作「ダークナイト」の次にクリストファー・ノーラン監督が創造した世界.....「インセプション」。 企業スパイの世界でトップの腕前をもつコブは、人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むという技術…
9月に3年ぶりの新作「TENET」が公開されるクリストファー・ノーラン。 ノーランの作品といえばやはり「ダークナイト」がイメージされますが、その1本前に撮った作品で、ヒース・レジャーの歴史的怪演を引いてしまえば明らかに「ダークナイト」より映画の出来…
「メメント」によって注目されたクリストファー・ノーラン監督がハリウッドで撮ったはじめての作品「インソムニア」。 白夜のアラスカの田舎町で起こった少女の殺人事件の捜査のため、LA市警からドーマーとハップが派遣される。 一方、LAでは内務監察部によ…
クリストファー・ノーランという新しい才能が発掘された作品「メメント」。 主人公レナードは記憶が10分間しか保てない前向性健忘の男で、ポラロイドで人物の写真を撮り、大切なメッセージを残すため常にメモをとり、時には身体に刺青を入れメッセージを残し…
TENETの公開が町同士いクリストファーノーラン監督の長編処女作「フォロウィング」。 作家志望のビルは、アイデア探しと退屈しのぎから、誰彼かまわず尾行をすることが習慣になっていた。 ある日、コッブという男に尾行を気づかれしまう。 コップは泥棒を生…
9月に新作「テネット」の公開が控えているクリストファーノーラン。 彼がつくった バットマン三部作は「ダークナイト・トリロジー」と称され、特に第二作の「ダークナイト」は映画史においても重要なマスターピースとなっています。 クリストファーノーラン…
韓国、そしてアジアを代表する俳優・マ・ドンソク。 彼がこれまで出演してきた映画の中で演じてきたキャラクターを、 個人的好みで勝手にランキングしてみました。 2016年の「新感染/ファイナルエクスプレス」でブレイクしてから、 続々とマ・ドンソク主演…
マ・ドンソク目的で、それほど期待しなくて見た映画「フェニックス~約束の歌~」。 泣きの名作という評価で「ROCKIN' ON HEAVEN'S DOOR」というタイトルからも、ちょっとベタすぎて、マ・ドンソクが出演していなければ絶対見ていなかったであろう作品ですが…
私が見たマ・ドンソクの映画の中で、彼が最も暗いキャラクターを演じている作品.....「殺人者」。 母のいないヨンホは、田舎で犬飼いの父と二人で暮らしていた。 ある日、ソウルからきた転校生の少女と仲良くなるが、少女が酔った母親とともにヨンホの父親に…
「悪いやつら」のユン・ジョンビン監督が、韓国時代劇を西部劇のフォーマットを介して魅力的なキムチウエスタンに仕上げた傑作「群盗」。 朝鮮王朝末期の1862年、民衆は悪徳官僚や貴族の支配の下、納税と強制労働で自由を奪われ、苦しい生活を強いられていた…
チェ・ミンシクとハ・ジョンウ、韓国を代表する二人の名優が、裏社会で生きる男たちの運命を演じた作品「悪いやつら」。 1982年、釜山の税関の検査課主任のイクヒョンは、夜の巡回中に大量の覚せい剤を発見する。 密輸や賄賂が当たり前の税関内で、これまで…
この映画を見たら、もうマブリーなんて絶対言えない!.....「罠〜Deep Trap〜」。 ソヨンとジュンシクは結婚5年目の夫婦。 2年前に子供が流産して以来、ジュンシクは妻との性行為ができなくなっていた。 ソヨンはジュンシクに気分転換に旅行をしようと提案し…
マ・ドンソクが女子校の先生に! マブリー演じる体育教師のドタバタコメディ.....ではなく、腐敗した社会を描くミステリー作品「守護教師」。 暴力が原因で職を失ったボクシングの元東洋チャンピオンのギチョルは、妹の紹介で女子高の体育教師という新しい仕…
2004年ソウルで起きた朝鮮族組織の一掃作戦を基にした作品で、マ・ドンソク=人類最強のイメージの植え付けた韓国ノワールの傑作「犯罪都市」。 ソウルのクムチョン警察・強力班の刑事マ・ソクトは、対立する暴力団・毒蛇組とイス組のボスの仲を取り持ちなが…
マ・ドンソクが一躍スターダムに躍り出た韓国発のゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」。 ファンドマネージャーのソグは仕事一筋で家庭はほったらかし。妻と別居し、母と、娘のスアンと暮らしていた。 娘が誕生日にひとりで母親に会いに行こうとし…
マ・ドンソクを目当てに見た映画「アンダードッグ 二人の男」。 ブレイク前に撮られた作品で、主役というわけではなく、あの体でありながらうまく作品に馴染んでいるところに、確かなスキルをもっている「俳優マ・ドンソク」を感じられる作品です。 ストリー…
4本目のマ・ドンソク映画の投稿「ザ・ソウルメイト」。 柔道館の館長ジャンスは、事故で妻を失ってから心臓に病気を持つ娘ドギョンと2人で暮らしていた。 彼は密入国犯を追う熱血警官テジンが襲われた事件に巻き込まれて負傷してしまう。 二人は病院に搬送さ…
マ・ドンソク主演の2018年の韓国映画「無双の鉄拳」。 ドンチョルは市場で働くうだつのあがらない男。 ある夜、美人の妻と食事中に彼女の機嫌を損ねてしまい、彼が席をはずしてる間に彼女は先に帰ってしまう。 ドンチョルはあわてて家に戻るのだが、部屋は荒…
「悪人伝」が思いのほか面白かったので、しばらくはマ・ドンソクを見続ける日々なのか.....ということで、まずは軽いタッチのものを選んでみました、、「ファイティン!」。 幼少期に韓国からアメリカに養子に出されたマークは、アームレスリングでオハイオ…